開所して5年目のひらく、サムガリも5年も皆さまの就職活動や面接練習などにかかわっていく中で
志望動機
が一番大事なところなんだけれど、
考えるのが大変、やっぱりしんどそうに思います。
見ていて、そこに自分の軸や良さが伝わり切っていないところがあり、損をしているなと感じることが多いです。
志望動機は履歴書欄にも欄があることから
一番時間をかけて考えていくべきと日々お伝えしております。
そこがしっかりしている人は、他の質問があったとしてもぶれずに自分のことを伝えられる方が非常に多いです。
ただ、簡単なようで、ここが一番大変だという人も少なくありません。
就労・自立支援ひらくでもほっと一息ビジネスマナー講座でも志望動機や面接対策などでポイントにふれてきました。
少しだけ情報を解禁したいと思います←
志望動機の考え方と作り方
ハローワークの資料にも記載されていますが、そこに詰まっています。
「なぜその会社に応募したいと考えたか」に加えて
「自分の持っている経験や能力を活かして、応募先企業に貢献したい」ということを盛り込むことが肝要です。
- 応募先企業を選択した理由(どうして?)
- 自分の経験・能力のアピール(自分の仕事に活かせること)
- 意欲(未来視点でどんな仕事をして会社に貢献していけるか)
この3点を盛り込むことが大切です。
逆にいえばここの訴求性が高ければ、相手に自分をイメージしてもらえます。
志望動機の考え方作成法に困り感がある方はまず、この内容に当てはめて考えてみてください。
そこから先、
それはできるけれども、なかなか想いを伝えきれていないパターンがあります。
2点紹介します。
だから何なの?パターン
・MOSを持っています。
・ビジネスマナーの訓練をうけました。
・自動車免許を持っています。
など、○○があります、とのみ記載している方が多く見られます。
読み手に立ったときの解釈の流れを整理していきます。
意外と多い、資格取得の中での「MOSを持っています」を例に考えていきます。
① ふーん、MOSがあるのか?MOSってなんだろう?
② 自社で言えばどんなことができるのだろう、それを活かしてどうしてくれるのだろう
③ PCスキルっていうことだろうか、あの辺の業務にもしかしたら適性があるのかもしれないな、うむうむ。
人にもよりますが、上記の流れになる場合が考えられます。
「○○があります」だけでは、
「自分はこうだからあとはあなたが考えてくださいませ」というスタンスでいると考えられなくもありません。
つまり、相手に想像をさせる作業までさせることになります。
プラモデルだったら組み立てる前の状態をバッと相手に渡しているようなイメージ・・・
それを組み立てたものを教えてほしいと想定してい聞いているのに
そのものだけを掲示させられるのは相手にとって優しくないですよね。
ここで損をしないには
・その○○は応募企業に再現性があるということを掲示できるかどうか
というポイントを押さえられるかどうか。
逆に書き手側が「○○がある」ということを企業内でどのように活用できるかを想定して伝えられていれば
「あぁ、この人は自社について一生懸命に調べて、ここで自分のスキルを○○で活かして働いていきたいのか」
というイメージを持って伝えています。
その熱心さが伝わり、働きたいという意欲として、伝える内容以上に
ここで働く姿勢を持っているのかを伝えることができます。
そんなことをいってもしょうがないじゃないか
と難しく考える方も多いですが
本気で入社したいと考えるのであれば、自分はどのように企業に貢献するか
スキルを活かしていくかを
自分なりに解釈して捉えて掲示することが大切で
結果的にそれがミスマッチを防ぐ要因にもなります。
次のもったいないパターンはこちら
企業への共感のみで自分の軸が見えない(寄せ過ぎている)パターン
○○に共感して、自分もそこに貢献していきたいというまとめ方をしている人が多いです。
共感していることはわかったし、企業の情報も限られている為
これはややもすると、同じように伝える人は多いと想定できます。
では、他の人よりも一歩抜きんでる為に違いを出すためにはどうすればよいのかですが
ポイントは
・自分自身の経験を元になぜ、共感しているのかというところを加える
だけです。
そこにその人だけの価値観や性格、働く軸が詰まっているはずです。
共感していることのみをしりたいのではなく、そのあなただけが思っている共感している理由を知りたいのではないでしょうか。
俗にいう、「ここで働きたい」という志望動機になるのではないでしょうか。
まとめ
普段から関わっている方が伝えきれていないと感じると
私もなんか悔しくなってしまいます。本当は○○なのになぁと
私が思っているように相手にも思ってもらえればもっと評価されるのになぁ
と思ってしまいます。
言葉にする文章にする、そして相手に伝えきることっていうのは
難しい。
本当に。
まだまだ勿体ないポイントをご紹介したかったのですが、
ひらくの中で関わっているメンバーさんたちにお伝えしていきたいと思います。
気になる方は別途サムガリに聞いてみてください。
「志望動機 書き方」と調べるとだらららっと沢山の該当ページが出てきて参考になること多いと思います。
ただ、障害者雇用であったり、その方の状況や環境であったり、その方に伝え方や考え方があるのではないかと思います。
テクニックは大事ですし、文章スキルも大切ですし、検索すればある程度解決できることたくさんあります。
就労移行支援ひらくでは、深くかかわっている、沢山対話を進めてメンバーさんのことを理解しています。
(理解しているつもりになっていることは傲慢ですが、濃い時間を過ごしているという自負はあります!)
本人のことと同じかそれ以上に本人のことを考えています。
自分だけでは気づかないことも、プロの視点から助言すること
気付きを促すこと必ずあります。
少しずつ。
少しずつ前進している実感が味わえるよう、目標とするところへ前進できるよう
歩いていきましょう!!!
それでは、また!
この記事を書いたのは
支援員:サムガリ
就労・自立支援ひらく
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