面接が苦手な人ほど、得意な人より、準備して臨むべし
就職活動に付きまとう面接。
採用までの過程で大体ある面接。
苦手意識を持たれている方、数多くいらっしゃいます。
今回は、これから就職活動を進めようと思っているけれども、
面接がドキドキしていま一歩足を進めるのが億劫な方へ
一歩踏み出す勇気を与える面接対策をご紹介していきたいと思います。
【発達障害】面接が苦手と言われる原因
発達障害、ASDの方、ADHDの方、LDの方など、
これまでのメンバーさんのお話を聞いてきた中で苦手と思われる要因について列挙していきます。
・発達障害/ASD/ADHD/LD
意図に沿う対応が難しい場合がある
面接では、なぜ応募したのかという志望動機や活かせるスキルなど様々なことが質問されます。
「自分を花にたとえるなら」
「自分を自動車の部品で例えるなら」
など突飛な質問が来る場合もあります。
その上で相手の質問の意図を正しく理解した上で、
意図に沿った形で、しかもわかりやすく答えていく必要があります。
発達障害をお持ちの方の中には
相手の気持ちを推し量ることや
話している内容の意味を的確に把握したりすることが
得意ではない方もいるかと思います。
結果、振り返ると話している内容がズレていってしまったり、
想像以上に話過ぎるといったことがあるなんてこともメンバーさんのお話を聞く機会がありました。
身だしなみが後回しになってしまい第一印象で損をしてしまう
面接の場はフォーマルな場になりますので
身だしなみを整えて臨まれます。社会人として身だしなみが当たり前のように求められますが、
スーツがしわしわ、寝ぐせがある、など
参加できないことはないけれど、暗黙のマナー、ビジネスマナーとして求められていることが実践できずに損をしてしまう方も中にはいるのではないでしょうか。
集中できずに落ち着かない
必要以上に急いで回答をしてしまう
じっとしていられずに、動いてしまう
集中ができずに話を聞けずに相手の話を聞き逃してしまう
ことなど、
普段通りの力を出せない方も多いのかなぁと思います。
緊張から言葉がまったく出てこない
その場の状況に必要以上に緊張してしまい、
「言葉が出てこない・・・」
「何も浮かばない・・・」
という状況になってしまうことも・・・
発達障害のアプローチ方法については他の記事でもご紹介しておりますのでご覧くださいませ!
ここまで色々と要因についてお話してきましたが、
面接で口をそろえて苦手意識があるのは
話す場面だとも言えます。
でも、はて、待てよ…
それって誰しもが苦手意識を抱えているところではないだろうか。
それ以外で対策できることはないのだろうか、考えてみると
きっとあるのではないでしょうか。
【話さずして面接対策】決まっていることを抑えること
面接の質問の応対はどうしても個人差が出てしまうものであります。
そこが苦手と感じる方は最初はそこに執着する必要がありません。
決まっていることを抑えること
に集中しましょう。
決まっていることを抑えられている人は意外と多くありません。
でも質問の応対内容を考えて話せるようになる負担よりも
圧倒的に軽いです。
おそらく、、、決まっていることを抑えることで
60%は成功しているはずです。
これまで発達障害をお持ちの方と詳細に話していく中で
知らなかっただけ
で、知っただけで見違えるほどにうまくなった方を見てきました。
それでは、その決まっていることというのは何かということを説明していきたいと思います。
身だしなみ
大切なのは中身であるけれど、外見はあなたという人間に関する
多くの情報を発しています。
相手は外見をひとつの手がかりとして、相手とどのように向かい合うべきなのかを
本能的に探ります。
身だしなみは言葉よりもあなたの中身を語ります。
【身だしなみあるある】
- 服装はスーツだけれどシワが目立つ、袖や襟元のシミが目立ちがち
- 髪の毛がぼさぼさ
- 鼻毛や耳毛のケアが行き届いていない
- マスクのゴムがゆるゆる、毛羽だっていてショワショワになっている
ひらくでは、身だしなみというところにも一緒に確認しながら
本人とすり合わせて進めていきます。
面接マナー/礼節
①.姿勢
立ち姿や、座り姿で印象はかなり違って見えます。
面接での答え方や話し方が良かったとて、姿勢が悪ければ評価を下げてしまう可能性があります。
立ち方で言えば、お尻の筋肉である大殿筋を意識して立つことや
肩に力を入れすぎずに下腹部に力を入れて立つように心がけることが大切です。
歩き方で言うと、前足はかかとからついて後ろ足は足の親指でしっかりけり出すことを意識して歩くこと
椅子に座るときは深めに腰かけて背もたれにはもたれかけないように背筋を伸ばしして前を向くこと
などがありますが
サムガリはさむがりなので肩が上がる且つ、猫背なので意識しないと気づいたらよろしくない姿勢になってしまいがちなので
普段から意識して取り組むことが大切です。
②.視線
話している時に自信がない時や本人の癖として
下を見てしまう、考えているときに上を見すぎてしまうなど
目は口程に物を言うということわざがあるように
面接では視線で相手からの印象が変わってくることがあります。
面接では
視線は下を向かない、遠くをみずに、相手を見ること
※相手を見る時は、目を見るのではなく、目の下あたりをみることを意識する
ことが大切です。
③.表情
笑顔と真顔を使い分けていきましょう。
どんな表情をしたらわからないときはまず、「相手の表情に合わせて自分の表情を寄せる」ことを意識してみてください。
面接官も話しやすい雰囲気づくりの為に柔らかく対応してくれる場合もあります。
その時は少し表情を緩めて返答をして、
熱意を伝える場面では真剣な表情で伝えるなど
笑顔と真顔を使い分けるようになれると素敵です。
とはいえ、真顔は慣れている方も多いですが
笑顔は急に作れとなっても、なかなか難しい方も多いです。
これは、練習して表情筋を鍛えていくことでいくばくか変化がみられると思います。
表情筋をほぐす運動をしてみましょう。
④.声量
面接時は、声は相手に届くような声量に努めましょう。
普段会話している声量から1トーン上げて話す癖をつけると、声の大きさも同様に聞こえる大きさになることが多いです。
サムガリも数日全く人と話さないと声が出ないことが多いので
面接が控えている人などは、話す、会話することを増やすとよいでしょう。
以上、4つを挙げさせていただきましたが
まとめると
姿勢は前傾姿勢、猫背にならず
視線は相手の目の下、鼻付近を見るようにする
表情はミラーリング(相手の表情に合わせる)、挨拶時は笑顔、真剣に伝える時は真顔で
声量は相手に聞こえるように、いつもより1トーン声を上げて話すように癖付ける
でしょうか・・・
面接では、しっかりと感謝の気持ちを伝える
「ありがとうございます」という
感謝の気持ちを
相手の伝え、実践するだけでも
相手の印象は変わります。
「ちゃんと感謝の気持ちを伝えられる人だな」
「一緒に仕事したくなる」
そう思ってもらえるのではないでしょうか。
勿論、感情を込めないでただ言うだけは、なんともいえないですが
感謝の気持ちを伝えられて困る人はほぼいないと思います。
ぜひ、伝えられる場面では伝えてみてください。
【感謝を伝えるタイミング】
入室のタイミング、座るタイミング、面接が始まって自己紹介をするタイミングで
「〇〇と申します。この度は、面接の機会をいただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」と伝える。
・何か相手側からしてもらった際「ありがとうございます」と聞こえるように伝える。
・面接終了時、座席を立つ前に「本日はありがとうございました」と伝え一礼する。
必ず面接の中で御礼や感謝の気持ちを伝えようとする意識は必ず持つ、そして相手に届けることを意識していきましょう。
相槌や反応
相槌を会話に取り入れることで「あなたの話をきちんと聞いているよ」というメッセージを送ることができます。
相槌には話し手の会話を広げ、相手のペースに合わせていくという効果もあります。
相手の話に適度に相槌を入れることで話し手・聞き手の相互に会話のリズムが生まれ話が弾むようになります。
面接官からは「話をしっかり聞ける人だ」「キャッチボールが取れる人だ」と良い印象を持ってもらいやすいです。
これは合気道のように相手から来たボールを返すテクニックですが
自分からボールを投げるよりもすぐに身に付けることのできるスキルです。
1.非言語的相槌
・うなづく
⇒相手の言っていることを受け止める。聞いているよという意志を表明する際に使用
・表情や視線、姿勢
⇒先述しているので割愛
2.言語的相槌
・「はい」
⇒相手から聞かれていること、話している際に「はい」と声に出し聞く
・「そうですね」
⇒クッション言葉としてもつかえるし、相手を肯定する際にも活用できる
・「〇〇は」相手の言葉の反復
⇒相手が話したことを理解しているよ!という安心を作れる
等々、まだありますが、これは講座や個別にメンバーさんにお伝えしております…
面接質問時の対策も少し・・・
苦手意識の強い方は
答え方のテンプレートを固めておくことです。
①.結論⇒理由
「〇〇です。理由は〇〇だからです」
このテンプレートに当てはめて質問を回答していく。
②.結論⇒理由⇒具体例⇒結論
まとめ
就職活動をいざ進めようとなったときに
就労・自立支援ひらくでは、面接練習を実施しておりますが
まだこれからだと余裕のある時から面接に向けた準備を着々と行っていくことで自分の働く軸や考え方、ビジネスシーンでの立ち振る舞いへの気付きなど
副産物がとても多いことと思います。
現状ひらくでは、
面接練習の場を設けている、講座などでの対策などありますが
携帯のアプリなどでも対策することができたりとうまく様々なものを活用して面接という山を越えて
その先の就職へとつなげていきましょう。
この求人の内容は、誰しもがすぐにできて対策できることです。
普段からの行動、意識付けだけで180度印象が変わります。
そして自信がないのならば、誰よりも準備して自信をつけていきましょう。
自信がないからやらないのではなく、自信がないからこそ、準備をして目的を達成して楽しい未来を創っていきましょう!!!
この記事を書いたのは
支援員:サムガリ
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