就職活動を進める上であてはまることはありますか?
- 障害の特性について自分でも知りたい。自分の特徴を整理したい
- 自分で自分のことを説明したり、伝えられるようになりたい
- 会社に自分を知ってほしい。自分の特徴や気持ちを伝えたい
- 支援者に自分のことをわかってほしい
障害者専用求人に応募する際、
一般求人と異なるのは
「配慮事項の有無」や「障害についての説明」が応募書類中への記載が必要になる場合があるということ。
障害についての説明書についてご紹介したいと思います。
ナビゲーションブックとは?
自分の特徴などを企業に対してわかりやすく説明する資料のこと。
プロフィールシートともいわれることがあります。
就労・自立支援ひらくでは皆さんに着手していただいておりますが
大きく分けると2つ目的があります。
一つ目は
・自己理解を深める為
⇒作成を通じて、自分の特徴等の理解をより深めるきっかけを得ることができます。
・相手から障害についての理解を得る為
⇒会社の方に障害特性等を知ってもらうツールにもなります。
企業側の視点に立って考えてみる
応募者の障害について知っている場合もあるし、知らない場合って
○○障害って何なのかわからない場合もあります。
障害名を聞いても、特性が複雑で多様で個々によって異なります。
個々によってどのような配慮すれば良いのだろう、わからなくなり、
個々によって応じた雇用管理が難しくなります。
その結果、職場不適応につながってきます。
ナビゲーションブックの書き方のポイント
書き方がわからない方は以下の項目をもとに考えてみましょう。
①作業面の特徴
指示理解、作業への準備性、集中力、作業の好み、確認、質問、報告等
②思考の特徴
ストレス場面(突然の予定変更)、特徴的な考え方、趣味、嗜好
③対人面の特徴
挨拶・返事、言葉遣い、話の聞き取り、相手の気持ちや考えの理解、会話、友人関係
上記の項目を
1.長所や得意なところ
2.障害特性
3.職業上の課題
4.対処方法(自己対処法、配慮が必要なこと)
上記の観点から作成していきます。
いやでも、なんかそういわれてもわからないし難しくなってしまって堂々巡りです・・・という方
もっとわかりやすく作りたいならシンプルに
得意なこと
と
苦手なこと
をまとめていきましょう。
ナビゲーションブックの陥りがちなポイント
・苦手なことばかり綿密に書きすぎてしまう
苦手なことを書きすぎると、情報としては伝わりますが、採用担当者は面を喰らってしまう可能性があります。
あなたの得意なことも同じように記載して、「苦手なことは特性としてはあるけれども、逆に得意な面も数多くあるんだよ」と伝えられるようにしましょう。
・得意なことが微々たるもの
得意なことも苦手なことと同じくらいの文量と熱量で伝える
・配慮点が合理的ではない
時間管理が苦手です。休憩時間に都度声がけください
⇒企業)自分で管理ができるポイントはないのだろうか?その他の時間の区切りもつかないのかな?会社内でその配慮の実現は難しいかもしれないな…
理由があってしっかりとその理由を説明して他の方法がないか、もっと考察できる余地はあるように見受けられます。
・バージョンアップをしない
一通り作成したからといって、それをずっと使いまわすものではありません。
経験をしていく中で何か改善できたことや改革できたことがあればどんどん作り変えていってよいものです。
また、企業毎に説明する内容も変わってきます。
PCを使う業務での苦手なことを、PCを使わない企業に伝えることはナンセンス。企業にとって必要な、且つ自分にとって必要な情報を盛り込んでいくようにしましょう。
まとめ
ナビゲーションブックを作成されていると、やはり
過去と向き合う、つらいことを思い出して具合が良くない、体調不良になる方も
中にはいらっしゃいます。
向き合った分、新しい発見があったり、何か自分の働き方についての方向性が見えてきたりすることがあるかもしれません。
作り方や作成方法を熟知したスタッフがおりますので、
一緒に進めていきましょう!
また、ひらくでは、
並行して就労パスポートというナビゲーションブックに似ているツールの作成をしています。リンクつけておりますのでご参考ください。
併せて行いながら新たな気付きを深めていきましょう!
それでは、また!
この記事を書いたのは
支援員:サムガリ
就労・自立支援ひらく
〒980-0801
宮城県仙台市青葉区木町通2-1-18
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☎022-725-7224