苦手なことや短所に目が行きがちで、
得意なことや長所を考えようと思っても、なかなか思いつかない
思いつかないと
「自分って何も良いところがないなぁ」
と思ってしまったり
「できないことが多いなぁ」
と落ち込んでしまうことあるかもしれません。
苦手なことや短所について考える時間も大切なことですが
就労・自立支援ひらくでは
得意なこと、長所、強みについて考える時間を作っております。
苦手を得意に~一歩踏み出してみよう~
未経験なことや得意ではないことに直面すると、尻込みしてしまうことも、
苦手意識を克服まではいかぬとも、「得意」や「強み」、「長所」に変えていくには
心に少しだけ「意識」を持つことで変えられるかもしれません。
実際の就職活動、勤めた後の職場内など様々な場面で活かせるのではないでしょうか。
①不得意とすることも余裕のある時にやり続けてみる
自分がやりたい仕事に就いたとしても、好きなことや得意なことだけをずっとやり続けられることも多くありません。
過程の中では、むむむ、苦手だと思う場面も少なからずあるかもしれません。
それを避けるという選択をするのも一つの手ですが、
一回やってみることで苦になくなる可能性があるかもしれません。
段々と慣れてきて、そこまで嫌でもなくなってくるかもしれません。
とにかく続けてみれば、それが当たり前になって苦でもなくなっているかもしれません。
しれませんが多いかもしれません。
ポイントは、「一度やってみる」「続けてみる」ということ。
余裕がない時にやるのはしんどいので
やってみてもいいかなというお気持ちの時、やってみてもいいかなと思えることだったら
やってみてください。
筆者は、トマトジュースが嫌いでした。
おいしくないなと思っていたからです。
栄養が欲しくて手軽に取れるかもと思ってから
トマトジュースを飲んでみることにしました。
毎日飲んでみようと思いました。
最初は鼻をつまんで、何とか飲んでいましたが
1カ月経つ頃には意外と飲めるなと、美味しさを探している自分に気付きました。
そして野菜ジュースにも手を出し始めました。
毎日飲み過ぎて、体が黄ばみ始めてしまうくらいになってしまったので
常日頃飲むのは止めましたが、「意外とうま味あるなぁ」と知らず知らずに好きになっていたりしました。
もしかしたら
苦手と思っていることも食べてみる、飲んでみることで変わってくるかもしれませんよ!!!
というお話でした。
楽しむ気持ちを大切に
自分の貴重な時間を使う場所をつまらない場所だと決めつけることをやめ、「楽しい」と思える努力をすること
どうしたらもっと楽しくやれるかを考えてみるなど
よし、楽しんでやるぞ!という心構えを持つことが大切です。
前向きなスタンスで挑み続けることで
継続していった先の結果がより良いものになりやすいです。
苦手だなぁと思いながらやるよりも、
苦手だと思うけれども、どうしたら楽しんでやれそうかな?
と探求心を持ってやってみるとよいのではないでしょうか。
達成感を感じる
コンフォートゾーンを意識するとさらに成長につながりやすくなります。
コンフォートゾーン⇒快適でいられる空間のこと。その人にとって不安にならない行動範囲
苦手や得意ではないことへのチャレンジは
コンフォートゾーンの外へ出るということになりますが
その一歩が自分自身を成長させてくれるのです。
ただし、コンフォートゾーンの外に出ると、さらに不安レベルが高くなり、パニックゾーンに入ることもあります。
その為、外に出すぎない、コンフォートゾーンから少し外に出してみるのが重要です。
やっていくうちにコンフォートゾーン自体を広げていくことも可能です。
少し背伸びをしてみて結果、「大丈夫だったな」「上手くいったな」という経験をすることで、
安心できるゾーンが広がってきます。
安心・快適の行動範囲から少し外に出る意識を持っておけば、
自分自身の成長が実感でき、自己成長をより加速させることができるのです。
自分自身が活動できる範囲を広げておくことは、
次にチャンスがきたときにそれをキャッチできることにつながります。
「これは私にもできるぞ」「少し不安はあるけどやれそうだ」など、ポジティブなマインドで手を伸ばせるかもしれません。
障害特性から長所/得意に変換
- 障害の特性について自分でも知りたい。自分の特徴を整理したい
- 自分で自分のことを説明したり、伝えられるようになりたい
- 会社に自分を知ってほしい。自分の特徴や気持ちを伝えたい
- 支援者に自分のことをわかってほしい
就職活動時に応募書類の一つとして作成することが多いナビゲーションブック
↓↓こちらに詳細記事があります!↓↓
障害特性を整理する為、作成することが多いのですが
苦手な面や特性故の短所を考えていくことも多く苦労されている方が多いですが
その分、長所や自己PRに変換できることも多くあります。
少しだけ例を挙げていきます。
・マルチタスクが苦手
⇒
マルチタスクでないような形での作業がもちろん望ましいですが
その中でも工夫して進めることができないかを考えて実践していくことで
意外と上手くできることもあるかもしれません。
やってみた上で、ほころびや上手くいかないところに対しての自己対処的なアプローチを検討していけると尚良いと思います。
マルチタスクが苦手でも、、、
- マルチタスクでなければ作業に集中ができる
- 一つの作業に集中ができる
- 責任を持って作業に取り組もうという姿勢がある
- 工夫して作業を行おうと創意工夫ができる
良い見方もできると思うので気持ちを軽くして取り組んでいきましょう!
・長時間、集中力が続かない
⇒
どのくらい集中が続くのかどうか確かめてみる必要はありそうです。
どのような状況下だと続くのか、続かないのか
環境的な要因によって変わるものなのか
普段の生活リズムを整えた上で臨むとどうなるのか
何か、切り替える何かがあると変わるのか
やってみて試行錯誤する中で見えてくることもありそうです。
集中力が続かない、でも…
- 集中ができる時間帯は確実にある
- 色んなアイデアや発想力がある/興味関心が広い
- 好奇心旺盛
- 視野が広い
良い見方もできるので、気持ちをさらに楽にして向き合っていきましょう!
・過集中になってしまう
⇒
どういうことをやっているときに多いのか
やってみてどのくらい没頭しているのか
何かツールを使って管理することはできるか
どんな作業の時は過集中になりやすいか
やってみて確認してすり合わせる作業が必要かもしれません。
過集中、でも…
- 飛躍的に成果を挙げられる
- 集中して作業に取り組める
- のめり込める力がある
- 熱中できていることがある
- 深く学び、専門性の高い素養を身に付けられる
良い見方もできるので、気持ちをさらに×2楽にして向き合っていきましょう!
・自分から報連相が苦手
⇒
ストレスのかからない場面から練習していくことでどの工程に負担を感じやすいのか見えてくることが多いです。
また報連相に対して苦手意識が根付いているとそもそも未経験、やったことがないことから
意外とやってみるとできることも多いのではないかと思います。
所属している機関や、就労移行支援などで、意識的に訓練の中で実施しておりますので
やっていけるといいなと思います。
報連相が苦手、でも…
- 周囲をよく観察している
- 優しい
- 相手に合わせようという協調性がある
- 自己解決しようと考えることができる/自分で乗り越えようという姿勢がある
良い見方もできるので、気持ちをさらに×3楽にして向き合っていきましょう!
・不安をため込んでしまう
⇒
ため込んでしまうことでの辛さはどの程度かや吐き出すことへのメリットを考えてみる
吐き出していくことでどの程度楽になるのか
どういう形だとため込みにくいのか
様々な要素から考えていけるといいのではないかと思います。
不安をため込む、でも…
- 自己解決しようと考えられる
- 気分転換を考えられる
- 優しい
- 相手を受け入れることができる
- 周りに合わせることができる/協調性がある
- 適応しようと頑張ることができる
- 相手のことを考えることができる
良い見方もできるので、気持ちをさらに×4楽にして向き合っていきましょう!
まとめ
ちょっと背伸びしてやってみる
そして少し前向きに笑顔で楽しんでみる気持ちであわよくば取り組んでみる
苦手なことをやらなくてはいけなくなったとき
ぜひ試してみてください!
就労・自立支援ひらくでは、自己理解を進める時間を訓練の中で設けています。
スタッフと面談を重ねること、実際にテストをしてみること、その他諸々…
色んな角度から実際に考えて実践してみることで見えてくることも多くあります。
どうしても自分だけだと苦手なことを考えて終わってずんずんと気持ちが下がっていくこともありますが
周囲に私たちがいますので、新しい気付きや考えが広がりに繋がっていただければ幸いです!
それでは、また!
この記事を書いたのは
支援員:サムガリ
就労・自立支援ひらく
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