ハローワーク仙台(公共職業安定所)専門援助第2部門主催の
障害者就職面接会/ふれあいウィークに初めて参加したメンバーさんの
経験談をご紹介いたします。
まず、サムガリのターンですが
障害者就職面接会とは?
障害のある方の雇用促進を図る為の面接会になります。
通常の求人応募の流れは
- 求人を見つける
- 紹介状を取得する
- 書類を応募先へ送付する
- 書類が通れば面接
- 面接が通れば採用
という流れが一般的ですが
- 求人を見つける
- 紹介状を取得
- 面接
- 面接が通れば採用
という流れで
先に顔合わせをして面接ができる機会になります。
事前に日程が決まっており、今回コロナ禍で事業所数は限られていますが
2月15日、16日、17日、18日、22日、25日午前と午後で合計12企業様が参加し
面接会が実施されています。
その為
なかなか書類選考で通らなくて面接までの流れにいけない
面接は自信あるのだけどな
時間は限られているので一般的な面接時間は短い傾向はありますが
という方は先に面接からしてもらえるので、良い機会になるという方も多いです。
初めて参加したひらくのメンバー『おまる』さんの体験談をご紹介していきたいと思います。
障害者就職面接会に参加しようと思った理由
参加企業の情報が自宅に届き、自宅で精査することができたからです。
また、自分で調整したり、配慮を求めながら働いていけそうな業務内容だったからです。(勤務時間や配慮点について)
障害者就職面接会に向けて準備してきたこと
履歴書、職務経歴書を支援員の方にサポートしていただき、
面接官の方の目線も教わりながら内容はもちろん、体裁を美しくする方法などもチェックしていただき更新できました。
ナビゲーションブック(自身の障害の説明書)を再作成するにあたり、私は考えや思いがまとまらず簡潔に構成することが困難だったのですが、
目先の面接の目的にとどまらず、日ごろの問題を自分で整理することができるよう指導していただき、
活きる資料をつくることができました。
模擬面接も行っていただき、緊張しやすい自分にとっては
とてもありがたい訓練でした。
内容についても応募書類との内容と連動し、
細部までアドバイスやご指導をいただけるので
自分仕様の面接対策をして臨むことができました。
障害者就職面接会に参加してみての感想
支援員の方に同行していただくことができたので
面接前後の緊張感や、それに伴う体調の変化に不安があっても
安心して臨むことができました。
模擬面接をしていただけたおかげで、1人で就活をしていた時には
気付けなかった声の届き方や、言葉の言い回し、話し方について
アドバイスいただいたことで意識して改善できました。
企業先で受ける面接と違い、オープンスペースにパーテーションのみで
他の応募者の方の声が聞こえる状況で、少し緊張しました。
今後の展望と反省点
声のボリュームが緊張と共に小さくなり、聞き手に伝わるように話すことができませんでした。
応募書類の内容が多い印象を与えてしまいました。内容を整理してスッキリさせて次の面接に臨みます。
障害についての症状と自己対処を簡潔に伝えられるよう準備しましたが、上がってしまい半分しか伝えられる大切なことが抜けてしまいました。
次回に向け、方法や順番を工夫して慌てても抜けないよう改善します。
言い回しや結びの言葉に不足が多く、主体性のない答え方をしてしまいました。
長所や、主治医の意見などは「裏付け+自分の思い」として伝えるように改善します。
今後障害者就職面接会に参加する方へ
私は緊張しやすいので、今までの就職面接などで肝心な志望動機や
自己PR等も言葉が出てこなくなってしまうことが多く
失敗経験が多かったのですが、
そのような改善したいことや心配事は対策を始める早い段階で支援員の方に
相談して対処方法を知ったうえでスタートを切れていたらよかったと
後悔した点がありました。
私自身の感想になりますが、志望動機や長所・短所・・・面接に際し
自分のことを精査して簡潔に説明することは障害上のことと
それと関係ない本来の自分のことと分けて考えたことですっきり整理できました。
ナビゲーションブック(自身の障害の進め方)は、時の経過と共に伝えるべき内容は変化していくなと感じました。
自分整理にもなる書類だと思うので、日ごろから意識して更新しておくと、
いざ必要な時に率直な気持ちや、その時の自分にできる対処がリアルに伝わるものになると思いました。
この記事を書いたのは
体験談:ひらくのメンバー「おまる」さん その他編集:サムガリ
就労・自立支援ひらく
〒980-0801
宮城県仙台市青葉区木町通2-1-18
ノースコアビル6F
☎022-725-7224