【障害特性】自分から報連相が苦手のアプローチ方法

とある報連相

 

  • 自分から声がけすることが苦手
  • 伝えようと思うとパニックになる
  • どう声がけしたらよいか迷う
  • 報連相のタイミングがわからない
  • 自分から報連相をすると緊張してしまう
  • 相手が忙しそうにしていると声がけができない
  • 相手から来られるまで自分からは絶対に報連相ができない

 

仕事では報連相とよく言いますが

簡単なようで、人によっては困難であり、そこに悩みを抱えてしまう、なんてことありませんか。

 

報連相は仕事をスムーズに進めるための手段です。

仕事をよりよく進めるために損しないでできることで対処していけると

働く際のつまずきが思った以上に押さえられること、多いはずです。

 

報連相の方法について紹介している記事はこちら↓↓

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目次

実はそれ、障害の特性?

障害特性

できない理由が性格的なものだけではなく、障害の特性が絡んでいることもあります。

 

 

・不安障害/パニック症

「そもそも人前で話すことに対して不安や緊張がある」

「身体症状として現れてしまう」

「周囲の視線が気になり過剰に反応してしまう」

 

伝えることに対して大きなハードルが特性として出てしまうこと

伝えるべきことはわかっているのだけれど、抵抗感が強いこと

 

 

・発達障害

「相手に伝えるタイミング自体がはかりかねる」

「伝え方が

「報連相の意味や意義がわかりかねる」

 

明確な判断基準がないことから、そこで困り感が出てきてしまうことが・・・

 

・うつ病

自分でできるところまでやるんだ!

頼らずに自分がやらねば!

 

報連相は大切なことはわかっているけれど、自分自身で乗り越えよう!

自分で頑張りすぎているなんてことも・・・

※あくまで例なのですべてそれがあてはまるとはかぎりません・・・

 

 

理由がわからないことに対して不安になる

これが苦手、得意ではないということはわかっているけれども

なぜなのかまで考えられていないことが多いです。

 

もしかしたらこれが原因?

 

障害特性なのかな?

こういうことがあったから苦手意識になったのかな?

何か理由がわかると漠然とした不安感が少しぬぐえて楽になるのではないでしょうか。

「報連相が苦手」という漠然とした広い認識から

「報連相のどこに苦手意識があるのか」

を細分化しながらその原因を掴んでいきましょう!!!

 

報連相の苦手なポイントを細分化

報連相の一連の流れを勝手に素因数分解。

  1. 報連相の内容が頭に浮かぶ
  2. 誰に何を伝えるかがわかる
  3. 伝える相手の元へいく
  4. 内容を相手に伝える

 

具体的に①~④の間で苦手と思われるポイントを
列挙していきます。

 

①報連相の内容が頭に浮かぶ

□そもそも報連相をする場面がわからない

□報連相をする意味がわからない

□報連相するまでもなく自分で対処しようとしてしまう

 

②誰に何を伝えるかがわかる

□誰に伝えればよいかわからない

□何を伝えればよいかがわからない

□伝える内容が言語化できない

 

③伝える相手の元へいく

□伝えるタイミングがわからない

□相手が必要以上に大きく見える

□忙しそうにしていて、いきたいけどいけない

□周囲の状況を読みすぎて、行くタイミングがつかめない

 

④内容を相手に伝える

□伝える際に緊張して必要以上にエネルギーを使う

□緊張から言葉が出てこない

 

報連相が苦手という大きな枠組みの中でも

大きく細分化ができて

ここはできるけど、ここが苦手なんだなという風に

切り分けて考えることができます。

苦手な中でもできることできないことを整理していくことができます。

その課題に対してもっと踏み込んで考えていくことができます。

おのずと、対処法もそのフェーズ毎に変わってくるのでは・・・(*‘∀‘)

 

報連相の対処法を考えてみる

報連相

自己対処の考え方は大きく2つ位?

  1. 未然に防ぐ自己対処(そうならないための自分でできる自己対処
  2. 事後自己対処(そうなってしまったときに自分でできる自己対処

 

また、

自分でできること

周囲を巻き込む(自分以外を頼る対処

考える際に大切な観点です。

1つ1つ考えていきます!!!

 

①報連相の内容が頭に浮かぶ

□そもそも報連相をする場面がわからない

自己対処)

・報連相のタイミングを教えてもらう

・業務指示に際にその場面を確認する(機械的に

 

 

□報連相をする意味がわからない

自己対処)

・メリットを考える/調べてみる

・形だけでも形式的な方法やマニュアルを作成する

 

□報連相するまでもなく自分で対処しようとしてしまう

自己対処)

・自分だけで進めた際のデメリットを考える

・担当と考えのすり合わせ/自分から相談してみる

・業務効率を考え、コスパを意識する

 

②誰に何を伝えるかがわかる

□誰に伝えればよいかわからない

自己対処)

・事前に報連相を誰に行えばよいか業務指示の際に確認する

・誰かわからない際は、その旨も報連相する

・担当を決めておく(配慮点に近いですが…

 

□何を伝えればよいかがわからない

自己対処)

・頭で考えていることを可視化する

・報連相した方が良いと思った時を思い出す

・結論のみをまず書きだして問題点を洗い出す

 

□伝える内容が言語化できない

自己対処)

・メモに書き出す癖付けをする

・箇条書きでカンタンにとりあえず書き出す

・結論のみをまず書きだす

・現物があれば持参する

・みてもらうように相手に伝える

 

③伝える相手の元へいく

□伝えるタイミングがわからない

自己対処)

・事前にいつなら伝えてよいかタイミングを聞く

・余計なことをなるべく考えないようにして常に良いタイミングだと認識する

 

□相手が必要以上に大きく見える

自己対処)

・同じ人間だと思うようにする

 

 

□忙しそうにしていて、いきたいけどいけない

自己対処)

・対象者へ相談する

・いってはいけないタイミングを聞く

・まず報連相をして対応をあおぐ

 

□周囲の状況を読みすぎて、行くタイミングがつかめない

自己対処)

・気にしない姿勢/練習する

・対面ではなく、他のツールで対応を仰げないか打診してみる

・仕事だからと割り切っていく

・周囲の方とコミュニケーションを取り、関係を築く

 

④内容を相手に伝える

□伝える際に緊張して必要以上にエネルギーを使う

自己対処)

・緊張をしない方法を考える

・普段から報連相を癖付けして慣れる

・伝えやすい方を作る

 

□緊張から言葉が出てこない

自己対処)

・慣れるまでは原稿を準備する

・普段から練習を重ねる

 

色んな例が出てきましたが

これが環境が変わればうまくいくことも数多くあると思います。

近くに座席を設定してもらう、

そもそも在宅でチャットでの報連相がメインになると伝える負担というものも払拭されることも多いと思います。

 

自分で対処できること

環境を設定することで対処ができること

広い視点で考えていくと、うまい解決法が見つかるかもしれませんね。

 

 

まとめ

筋トレしないと筋肉はつきません。

普段やったことのないこともやはり練習や慣れることをしていくことで
解決できること多いと思います。

苦手といえるのは

やったことないから苦手なのか

やってみてやってみてやってみた結果苦手なのか

でも変わると思います。

 

いきなり実践となると不安や負担が多いのも事実です。

就労移行支援ひらくでは

そんな方の練習や慣れる場であり

一緒に対処法や苦手、得意について

考えて

働いた時に意外と楽だったなと思えるように

併走していけると嬉しいなと思います。

長くなってしまいましたが

報連相の話はこれにておしまい!!!!

ひらくの訓練・支援内容はこちらから

事務系就職率の高い就職実績はこちらから

いつでも報連相の件でも、何でもお気軽にご相談
ご連絡お待ちしております( ゚Д゚)///

それでは、また!!

 

 

この記事を書いたのは

支援員:サムガリ

就労・自立支援ひらく

〒980-0801

宮城県仙台市青葉区木町通2-1-18

ノースコアビル6F

☎022-725-7224

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この記事を書いた人

あなたの不安・悩みを真摯に向き合い、一緒に考るのが私達です。
「ひらく」に通うと、自分以外に自分の事を考えてくれる人が圧倒的に増えます。
社会人になると自分にアドバイスしてくれる人がいなくなりますから「ひらく」に通っている2年間は非常に貴重な時間となると思います。
就職支援はもちろんですが、これからの人生が良くなるよう向き合います。
考え方→発言→行動→習慣→性格→運命が変わるきっかけになると思います。

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