文章作成道場にてメンバーさんが作成した記事をご紹介します。
就労移行支援ひらくのメンバーの就職体験記を読んで
私がひらくに在籍している1年近い間、多くのメンバーが
就職に伴い、卒業していきました。
少なくとも
「何故、仙台エリアで安定した障害者雇用での就職ができたのか」
という点が気になり、就労・自立支援ひらくのHP内に掲載されている
就職体験記を読んでみました。
就職への成功パターンの分析
就労・自立支援ひらくのHP内の就職例を見ていくと
「Web関連の経験者だった」
「前の事業所でプログラミングを学んでいた」
など元々高い技術を持っていた人の例もありますが
それ以外はほとんどが何もない、中には
「事務の職務経験がない」
どころか
「パソコンを触れなかった」
ところからスタートしている人が多いです。
…とはいえ、そんな人であってもきちんと就職ができていますし、
中には2年以上も同じ場所でトラブルなどを起こすことなく勤務できている人もいます。
さて、就職できた人にはどんな共通点があるのでしょうか?
1.適切な自己開示の重要性
ひとつに、適切な自己開示を積極的に行っていたことにあると思います。
私がひらくにいる間に、就職できた人を思い起こすと
リフレッシュタイム(10分間の休憩時間)などで
積極的に自己開示をすることによって支援員とのコミュニケーションを引き出せた、
という印象が強い人が多いです。
積極的にメンバーや支援員に自己開示することによって
メンバーの「就職以前」にある現状の問題点や困り感などを洗い出し、
結果的に適切な支援につながることが多い部分がありました。
そのことが一種の就職に向けた近道となっている部分があると思います。
2.生活習慣のコントロール
それに加えて、生活習慣のコントロール、というのも就職に必要な部分であると思います。
『芝浜』の「魚屋なのに朝が苦手」な魚屋は江戸落語の世界だからこそ、
あの感動的な酒につながるのですが
少なくとも現代の就職においてはそんな人は採用の俎上にも上がりません。
こと障害者雇用を目指した就職においては、一般就労よりも
「能力以上にまずしっかりと働けるか」が
第一関門となっている以上は、リスクの少ない
「生活習慣のコントロールができている人」
を事業者側は採用したい。
そのためには、
「朝きちんと起き、夕方まで働ける」ように
生活習慣を自律的にコントロールできた人ほど
早く就職できていた部分もあるのでは、と思います。
さて、就職活動にどのように活かすか?
今回、就労・自立支援ひらくのHP内に掲載されている就職体験記を読んでみて感じたのが
「適切な自己開示」
と
「生活習慣のコントロール」
にあり、そこの部分を一気にクリアできれば就職へと一気に近づくのではないかと思います。
この就職体験記を元にして
私にはまだできていないところもある
「生活習慣のコントロール」
の部分をしっかりと実践すれば、就職に近づくのではないか感じた次第です。
この記事を書いたのは
ひらくのメンバー:ばらえ亭かすうどん さん 編集:サムガリ
就労・自立支援ひらく
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