障害をお持ちの方の自分に合った仕事を探すための必須10カ条

自分に合う仕事の探し方

 

自分に合った仕事を探すためのヒントを得て

どう行動したらよいかわからない方に向けて

 

それが明確になるような10カ条をご紹介いたします。

 

価値観が広がることをお祈りいたします!!!!

 

それではいきましょう☆彡

 

目次

職場の不満は様々

職場の不満

  1. 上司の仕事の仕方が気に入らなかった
  2. 労働時間・環境が不満
  3. 社内の人と折り合いが悪い
  4. 給与が低い
  5. 仕事内容がつまらない…
  6. 社風が肌に合わない
  7. 会社の経営方針が変化した
  8. キャリアアップしたかった
  9. 昇進・評価が不満

色々不満が出てくることもありますよね。

大きく分けると4つに大別できます。

 

仕事を考える観点

①人間関係

同僚や上司、顧客、社長、後輩などの人間関係

 

②作業スキル

・適材適所に配置されていない
・求められるスキル水準にない
・作業の理解力
・操作方法/使い方
・コミュニケーション能力

 

③待遇や環境

・通勤距離
・時間
・職場の環境(音、臭い、清潔感)
・残業数
・休日数
・経済的条件(給与が低い/賞与がない/昇進が臨めない)
・有期雇用で契約更新が見込めない
・自分の思った配慮がない

④興味・やりがい

・仕事に対する興味を感じられない
・やりがいを感じられる仕事ではない

うまくいかない、詰まってしまう要因に当てはまるところはありましたか?

それでは、それを踏まえて次へ…

 

自分に合った仕事を探す為の10カ条

仕事を探す

 

 

第1条 自分の得意なことを理解する

得意なこと

まずはこれ!

 

これまでの仕事などの経験での成功事例を思い出します。

例)

~A子さんのアルバイト経験を紐解く~

私はハンバーガーショップでアルバイトをしたわ。

自宅で予習・復習をしたくて

店長にマニュアルの貸し出しをたのんだけれど、会社の決まりで持ち出し禁止だったわ。

始業1時間前に出社しマニュアルを読むことにしたわ

朝に覚えたことを勤務中に実践して定着をはかろうというサイクルで

6日は覚えるのにかかるだろうといわれていたのが3日後にマスターできたの

 

 

A子さん頑張りましたね。

つまり、こうですね。

『与えられた目標よりも高いものを目指し、達成することができた』

 

ということ

A子さんは、次の企業でも頑張ったことが活かせて会社に貢献できるといいな。

他にも得意な事を活かせて働けるといいな

と思っています。

 

これまでの仕事で頑張ったこと、得意なことの経験から

それが自己PRとなり

企業に貢献できることにつながってきます。

頑張ったこと⇔自己PR⇔企業に貢献⇔頑張ったこと⇔自己PR・・・

 

第2条 自分のやりたいことを明確にする

やりたいことを明確にする

自分が選んだ職場で働いているイメージをするということです。

好きなことにかかわる仕事を探すというとそりゃそうなんだよという話ですが

その過程の中で

 

好きなことを仕事にするのは難しいとあきらめてしまう

好きなことに関わる仕事に就いたのにストレスが多くなってしまう

ことになってしまうことがあります。

まずは

好きなことを仕事にするのは難しいとあきらめてしまう

例)
プロの野球選手を目指しているサムガリさん

怪我をしてプロを断念。

でも野球に関わる仕事をしたい。

学校で野球部の顧問になってコーチができたら楽しいな。

いや、今から教員採用試験の勉強をするのは大変だ

教員になれたとしても、野球部の顧問ができるとは限らないし

他に野球にかかわる仕事ないかな?

スポーツジャーナリストという仕事は面白そう

応援したり、野球の仕事のすばらしさを伝えられるかも

でも、新聞社もテレビ局も人気業界で難しいのでは?

そもそも文を書くのは苦手

じゃあ、スポーツメーカーだ!

野球のユニフォームやスパイク作りで選手を支えられる

OB訪問で話を聞くと、営業職はすべての商品を取り扱うらしいぞ

野球以外の商品が売れるのか・・・

野球場のグラウンド整備の仕事で求人があった

なんだかワクワクしない。

 

結局、仕事は仕事で、野球を仕事にするのではなく、休日に野球をしてその気持ちを満たすこととなりました。

好きなことを仕事にするのは難しいとあきらめてしまう

例)
学生時代にバンド活動していたサムガリさん
サムガリさんは音楽が大好きでレコード会社に就職
無名のバンドを見つけてプロデュースするお仕事
好きな音楽に関わっていたら嬉しい、才能のある人を世に出すのはやりがいがあるだろう。

仕事に慣れてきたけれど、なんか満たされないんだよなぁ

今の仕事は自分が本当に求めていることだろうか

本当は作曲して音を作り込んでいく作業が好き

作った曲で聴いた人の気持ちが癒されたりするのが喜び

 

好きに関わる仕事にしたのに喜びを感じることができなかった。

 

それは

集中して作り込む作業や自分の曲で人を癒すことができていなかったから

上記の例で一体何を言いたいのかということですが
これに尽きます。

 

 

興味ある/やりたいことに関わるからといって

好きな仕事とは限らない

 

 

ということです。

たとえば野球の魅力は人によってとらえ方も違います。

・野球も仕事も新しい技術を見つけ、それを使えたと成長を実感できるものであれば充実感を味わえる

・仲間と団結して同じ目標に向かうという働き方、真剣に本音でぶつかりあえる仲間がいる環境が魅力

 

野球を一つとっても違うやりがいはあるだろうし

障害を持つ方の仕事探し

一つ一つの自分の好きの理由を突き詰めていくと

自分の本当に好きな仕事ややりがいを発見できたりします。

 

第3条 自分が不得意とすることを明確にする

不得意を明確にする

苦手を深める為に必要なことは

  1. 具体的に苦手を説明できるか
  2. 自分で改善できることは何か
  3. 配慮を行うことが必要なのか

 

この3つ。

 

自分の苦手と向き合うことはつらいですが

仕事に苦手が多いほど、ミスマッチを招きかねません。

その苦手を考える為には

 

私生活/職務経験の中で、自分が「苦手だったなぁ」と思うことを整理し深く掘り下げること。

 

これまでの職歴の中の退職理由に自分の苦手のヒントが凝縮されている可能性が高いです。

 

第4条 働きたい産業、希望する職種を明確にする

希望職種を明確にする

希望職種を見つける方法とは

楽しいこと、できることを考える
嫌なこと、苦手なことを考える
なりたい自分を考える

加えて、地域性を踏まえて現実的に考えることも重要ですね!

 

第5条 仕事を選ぶ上での優先順位を決める

仕事の優先順位

すべてを満足させることには高いハードルがありますので、順番をつけてみると良いです。

優先順位を考えてみてください。

例)
□仕事の内容
□地域、通勤時間
□勤務時間・日数
□会社の特色
□職場の環境
□雇用の携帯
□給料
□配慮してほしいこと
□その他

 

第6条 求人先の企業がやってほしいことを考える

企業がやってほしいこと

応募する前に企業・業界を調べてみましょう!

どれだけマッチできる数が多いかを考えてみることが大切。

自分がやりたいことと企業が期待すること

  • 自分がやりたいこと
  • 自分が得意とすること
  • 自分の性格・資質
  • 企業が期待していること
  • 企業がやってほしいこと
  • 企業が求める人物像

 

一方的に片思いするだけでは足りない

射止める為に必要なこと、それは

業界・業態について理解を深めることや企業情報を調べて理解を深めること!

 

第7条 障がいの配慮点を整理する

障害の配慮点

症状が出た場合に自分で行う対処方法を明確にしましょう(他者に依存した方法ではないか)

  • 自身の障害について十分な説明ができるか
  • 自己対処はどのように行っているのか
  • 配慮点を説明できるか

 

という点がポイントです。

よくある思い違いがあります。

配慮点ばかりが多く、自己対処をされない
自己対処していることが対処になっていない
聞こえは良いが、内容が抽象的で実際よくわからない

ことがあります。

例えば・・・

自分の言葉が伝わりにくいかもしれません。
なるべく一回で理解していただきたいのですが、その際は優しく親身になって聞き返していただき
静かに聞いてほしいです。

少し抽象的に見えます。

言語にも障害がある為、相手によっては話が聞き取りにくい場合があります。
落ち着いて話すように心がけていますが、自分の言葉の整理ができず、適切な表現ができないことがあります。
その場合はもう一度ゆっくり話すように伝えていただくか、表現を確認してもらえると、助かります。

だと具体的でわかりやすいですよね。

この作業を進めることで

  1. 自己理解・気付き・新しい発見
  2. 面接においての準備にもなる
  3. 就業場面での職場適応の確立UP

 

になると思います☆彡

 

第8条 他の方の意見も聞いてみる

 

すべて他者の意見が正しいわけではないが、客観的に見てもらう

 

第9条 通院先の病院、通所先の福祉施設などに相談する

 

選んだ求人内容は、心身が安定して続けていけるか意見を聞いてみると解決策が見えたりするかもです。

 

第10条 再度検討

 

1~9条の項目を再度検討し、応募先の企業で、応募を進めるかの決定をしていきます。

 

まとめ

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ただ下までスクロールしただけかもしれませんが

ありがとうございます。

 

 

自分に合った仕事を探すのも感覚的にやりがちですが

何から手を付けていいかわからないときは

1~10条を考えてみながら、検討していってみてはいかがでしょう。

 

うつ病、不安障害などの精神障害、発達障害をお持ちの方が多く在籍している就労・自立支援ひらくでは、この流れを訓練の中で共同してメンバーさんと進めています。

 

①ナビゲーションブック(自己紹介書)の作成

②支援員との相談/カウンセリング

③職業レディネステストやGATB(厚生労働省一般職業適性検査)等の分析ツールを使用しながら適性や嗜好の把握

加えて、

さらに講座等で自分を振り返る機会があります。

 

ここどうなんだろう?
こういうこと相談したいということあれば、いつでもお尋ねください。

 

自分の進む道が明確になり、皆さまの視界がひらけることを!!!

 

それでは、また!!

 

この記事を書いたのは

支援員:サムガリ

就労・自立支援ひらく

〒980-0801

宮城県仙台市青葉区木町通2-1-18

ノースコアビル6F

☎022-725-7224

 

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この記事を書いた人

あなたの不安・悩みを真摯に向き合い、一緒に考るのが私達です。
「ひらく」に通うと、自分以外に自分の事を考えてくれる人が圧倒的に増えます。
社会人になると自分にアドバイスしてくれる人がいなくなりますから「ひらく」に通っている2年間は非常に貴重な時間となると思います。
就職支援はもちろんですが、これからの人生が良くなるよう向き合います。
考え方→発言→行動→習慣→性格→運命が変わるきっかけになると思います。

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