こんにちは 生活支援員 塩直です。
今回は、確証バイアスを学びながら就労継続をメンバーさんに考えて頂きました。
一つの思い込みを支持するような自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集めてしまう。
また、思い込みから反証する情報を無視したり集めようとしなかったりする強い思い込みです。
就労先でバイアス(偏見)が強くなると、思考や視野がせまくなりトラブルにつながります。
自分が正しいと思いたい!
「確証バイアスは、脳が効率よく働こうとした結果、副次的に生じてしまったバグ(東京大学薬学部教授の池谷裕二氏)」と説明しています。
人は出来れば自分が有利になるよう物事を進めたい!と都合の良い情報を集め「自分が正しい」と思いたいと無意識に考えています。
人は反射的な直感として「待てよ、これは〇〇したほうがよさそうだ」という
想定外のことが重なるとピントがズレる為、起こる脳のバグのようです。
バイアスで人間関係は浅いものに、、、
ケース:O型の上司に自分が仕事でミスをした際に
「気にしない。大丈夫だよ。失敗は成功の種だ」と言われた。
このような場面で、上司に対して
自分が「O型=大雑把、何も考えていない」という確証バイアスが働ければ、
「気にしない」という上司の言葉は
「仕事のミスに対して何も考えていない」
と根拠のない先入観で受け取ってしまうかもしれません。
例えば、A型の上司が同じような言葉をかけたとしたら、どうでしょう。
O型のイメージと同じく「何も考えていない」と思うでしょうか。
「A型=几帳面、繊細」というイメージになるかもしれません。
また「気にしない」という言葉は自分に対して「悩み過ぎないで」と気を遣ってくれた言葉として捉えるかもしれません。
先入観で人を見ていると、その関わりはとても浅いものになります。
また、相手の事を知る上で必要な情報が先入観優先で入ってこないことから
対人関係のトラブルに繋がることになるかもしれません。
「私の考えこそが正しい」と考えるその前に
日頃から考えには「バイアス」があるということを意識し、
バイアスを外す練習をすることでトラブル回避できることがあるかもしれませんよ。
感情的になった状態では、なかなか主張を覆すのは難しいですが、
「絶対に正しいんだ!自分は間違ってない!」と
自己主張が強くならないように心掛けてみましょう。
まとめ
仕事をトラブルなく進める為の相手を思いやりの気持ちを大切にしてみましょう。
思いやりの気持ちが互いにあれば、対人トラブルも少しは回避できるものです。
就労先では、貴方のことを思うからこその
「社会人としてまた働く人として身に付けて欲しいこと、直して欲しいことを言われます。
それは、貴方が働き続けることが出来ることを見守るアドバイスです。指導や指摘の言葉を受け入れられるようになると、
働く人としての作業スキルの成長、職場でのコミュニケーション(報連確)の習得に繋がります。
前回の就労継続を考える記事はこちらから↓↓↓
この記事を書いたのは
生活支援員:塩直
就労・自立支援ひらく
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