経験から生まれる思考

こんにちは 生活支援員 塩直です。

今回は、童謡「ヤギさんゆうびん」の歌詞についてメンバーさんとグループディスカッションを行いました。

幼少期に聞いて歌っていた童謡は、大人になってから聞くと「これってハッピーエンド?」「何を伝えたいの?」など余計な考えが頭をよぎり、歌詞を素直に受け入れられなくなっていることがあります。

歌詞を見てみよう

「山羊(やぎ)さんゆうびん」

白やぎさんから お手紙(てがみ) ついた

黒やぎさんたら 読(よ)まずに 食べた

しかたがないので お手紙かいた

さっきの 手紙の ご用事(ようじ) なぁに

黒やぎさんから お手紙 ついた

白やぎさんたら 読まずに 食べた

しかたがないので お手紙かいた

さっきの 手紙の ご用事 なぁに

問1:白やぎさんの黒やぎさんに宛てた手紙の内容は?

・実は、一緒に行きたいと思っていた映画のチケット入りの手紙だった。

・お元気ですか?

・ご機嫌いかがでしょうか?

・今度、美味しい草を食べに行きましょう

・今度会おうね

 

問2:黒やぎさんは、なぜ白やぎさんからの手紙を読まずに食べたのでしょう?

・紙だったから食べた。でも、ほんとは食べないといけない理由があった。映画鑑賞のチケット2枚を見て困ってしまった。何故なら、白やぎさんと一緒に映画には行けないから。

・美味しそうだから食べてしまった。

 

問3:黒やぎさんは、白やぎさんにお手紙を書きましたが「さっきのご用事なぁに」の他に、書いている内容があるとしたらどのような内容を書いているでしょうか

・ごめんなさい。黒やぎさんからの手紙を嬉しいと思って眺めていたら本能で食べてしまったみたい。お電話して謝りたかったけれど、お手紙を書きました。黒やぎさんは、お手紙を食べてしまうことはありますか?私は、どうやらお手紙を食べてしまうみたい。

今度もしお手紙を書いて頂けたら、次回は手紙を鏡に映して読んでみようと思っています。私は、きっと紙を眺めることで食べてしまうんだと思うのよ。

・手紙を濡らしてしまって読めずにいました。ごめんなさい。

・美味しそうだから食べちゃった、ごめん。

問4: 白やぎさんは、なぜ黒やぎさんからの手紙を読まずに食べたのでしょう?

・実は読むことで黒やぎさんの気持ちが分かってしまう為、手紙を読むことができなかった。読んでしまったら、黒やぎさんとの手紙のやりとりが終わると思ってしまった為、読まずに食べたことにした。

・美味しそうな食べ物に見えたから(⇐人間にしたら手紙はカレーライス)

問5: この歌が訴えているモノがあるとするなら、何?

①白やぎさんが黒やぎさんのことを好きだった。

気持ちを伝える側と受け取る側の相手を傷つけないことを意識した手紙のやりとり。

白やぎさん:本能を理由に白やぎさんからの映画チケット見ずに食べてしまったことにした。

黒やぎさん:白やぎさんからのお手紙を見る勇気がなく「本能」を理由に食べてしまったことにした。

②直接伝えられない気持ちを手紙に書くことで伝えても、相手が手紙を読まないリスクを考える。大切な事は、電話か直接伝えることを推奨している。

③白やぎさんと黒やぎさんの色差別はよくない。

白、黒、例えば、白→女 黒→男 という概念があるのなら、気を付けた方が良い。見た目で判断してはいけない。本人しか分からない。

④「仕方がないので」の使い方について

仕方がないのでお手紙かいた というフレーズは、歌っていて物悲しい。「仕方なく」という言葉は受け取る側に対して失礼な表現では?と考えさせられる

⑤さっきの手紙のご用事なぁに という「さっき」というフレーズを考えると2匹いや2人は近距離?

2匹、それとも2人は近い距離にいるのであれば、メールや手紙でなく直接会話をしてみても良いのでは?

⑥白やぎさんから始まるストーリー。アクション(行動)を起こさないと何も始まらない。

⑦コミュニケーションは会話をするだけでなく手紙を送りあう行動も大切。

⑧話すことが大切

⑨会って話した方が良い時もあるよね

⑩互いに考えていることが一緒だったりもする

⑪間違いは生じやすいもので情報を提供することは困難である

⑫誘惑には勝てない

⑬悔いいること

⑭白やぎも黒やぎも色は違えど本質は一緒

感想

・参加者の意見を聞き、手紙を食べてしまったことを言い訳せずに素直に「ごめんなさい」とシンプルに伝えることも良いと考えることができた

・手紙を食べてしまったことを「濡れてしまって手紙が読めなかった、ごめんなさい」という手紙を書いてくれた相手への気遣いを学んだ

・見た目は違えど「心」は一緒

大人になると経験から自分の価値観で物事を判断してしまう傾向があります。素直に歌詞を受け入れたくても「ハッピーエンドにしたい」「悲しい→嬉しいのようなポジティブに変換」のように、自分本位な考えが先立つものです。物事の判断の際には、周囲の意見を聞くとこんなにもたくさんの考えがあるということを知ります。それは、自分にはない経験を他人がしてくれているからです。自分にはない知識や経験をこれからも講座で色々意見交換できればと思い、スタッフは日々、ひらく オリジナル講座内容を考えています(*^-^*)

 

生活支援員:塩直

 

 

 

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あなたの不安・悩みを真摯に向き合い、一緒に考るのが私達です。 「ひらく」に通うと、自分以外に自分の事を考えてくれる人が圧倒的に増えます。 社会人になると自分にアドバイスしてくれる人がいなくなりますから「ひらく」に通っている2年間は非常に貴重な時間となると思います。 就職支援はもちろんですが、これからの人生が良くなるよう向き合います。 考え方→発言→行動→習慣→性格→運命が変わるきっかけになると思います。