2月より就職が決まったひらくのメンバー「無課金ハムスター」さんの就職体験記になります。
年齢:30代
性別:男性
職種:事務職
趣味:スマートフォンゲーム、5ちゃんねる
障害名:ADHD、社会不安障害
利用期間:1年3ヵ月
就職をしようと思った理由
理由は複数あるのですが、経済的に安心して暮らせるようになりたいという想いがあったことと、社会の中で役割を持つことで、胸を張って暮らせるようになりたい、と考えていたことが、主な理由になります。
職種や会社を選んだ理由
職種に関しては、PCスキルを活躍出来る事務職が
自身の生産性を一番発揮出来るので、
充実感を持って働けると考えて事務職を志望していました。
内定先の企業を選んだ理由は、
特例子会社ということで障害のサポートになったときに
「自身のスキルでこの会社の業務に貢献できる」という自信を得られたことと
温かい社内の雰囲気が自身の感性に合うと感じたことが大きな決め手になりました。
就労移行支援ひらくでの訓練内容
初めはテキストで基本的なオフィスソフトの操作方法を学習し、
慣れてきたら職員の方からいただいた注文書や請求書、
関数を使った売上データの作成と言った
ビジネス文書作成の課題にも取り組みました。
また、各種講座や電話応対のトレーニングにも取り組み、
PCスキル以外のビジネスパーソンとしての素養も鍛えて参りました。
加えて、私の場合は実務スキル以上に、
自己管理・生活リズムに課題を抱えていたので、
職員の方と面談を重ねて、自己管理の改善に重点的に努めて参りました。
ひらくでの思い出
コロナ禍の閉塞感の中で「不況になるから頑張ったって内定なんかとれるわけない」と自暴自棄になっていた時期があったのですが、
その中でも日々の訓練を勢力的にこなしていた方が、
大手の銀行から内定を頂いた所を見て「こんな情勢でも頑張れば大手から内定をもらえるんだ」と、大きな刺激になったことが記憶に残っています。
就職活動を行う中で大変だったこと
事務職としての実務経験が無かったこともあり、
面接も書類選考も選考の第一段階を通過することが出来ず、
「事務職での就労は無理なのではないか」と感じて自暴自棄になることもありました。
そんな時でも、職員さんがメンタル面をフォローしていただき、
応募書類のブラッシュアップおよび面接対策を繰り返していただいて、
就職活動の継続をサポートして頂きました。
不採用が続く中でも就労へのモチベーションを持って日々の訓練に取り組んでいたことが、
最終的に内定へつながっていったと思います。
就職活動をしている方へのアドバイス
私は、職員の方から実習を紹介していただいて、
事務スキルと生活リズムへの取り組みを実際の場で
チャレンジできる機会をいただいたことをきっかけに進むことができました。
これは幸運なケースであり、直接的な参考にならないかもしれませんが、
職員さんと協力しながら内外の活動に精力的に取り組むことで、
こういった運が向いてくることもあるのではないかと思います。
職員さんとの協力というと、
職員さんのアドバイスを聞いてその通りに訓練に取り組む
というイメージを持たれるかもしれませんが、そうではなく、
「この訓練飽きたな」「違う訓練に方向転換した方が求人多そうだな」
と思ったときは気軽に相談した方が良いです。
一人で抱え込んだり、「続けたくないな」と思ったまま同じ訓練を続けるよりも、
相談した方が良い方向に進みます。
不採用通知の山に心が折れそうになることが多々あるかとは思いますが、
失敗した時でも自分を全否定せずに
「全体的には失敗だったけれど、部分的にはこことかあそこはうまくできていた。そこをちょっとずつ伸ばしていければ成功につながるだろう」
と自分に甘めの採点をしてあげた方が、
モチベーションの維持につながって、それが幸運をつかむ助けになると思いますので頑張ってください!
就労・自立支援ひらくの詳しい就職実績はこちらから
この記事を書いたのは
ひらくのメンバー「無課金ハムスター」さん 編集/校閲:サムガリ
就労・自立支援ひらく
〒980-0801
宮城県仙台市青葉区木町通2-1-18
ノースコアビル6F
☎022-725-7224