2021年2月より就職が決まった、ひらくのメンバー「ラーメン太郎」さんの就職体験記になります。
就職をしようと思った理由
大学在学中に病気を発症し、退学してからはお弁当や総菜販売を主とするB型作業所(就労継続支援B型)に丸1年通所していました。
元々、飲食業界に興味を持ち、アルバイトも飲食での経験が多く、
大学では栄養士養成校に進学しておりました。
病状が明らかになってからも飲食の道に進みたい気持ちは変わらずに持ち続けていたため、
就労継続支援B型事業所への通所を決意。
通い続けていくうちに、次第に自分の考えが少しずつ変容し始めてきました。
就労継続支援B型事業所での経験を通して、
自身の障害や特性について向き合う時間が増えたことで
新たな分野に挑戦したいという想いが芽生えました。
そこから調べていくうちに“事務職”に興味を抱き始め、
“特例子会社”の存在を目の当たりにした時には
より一層就職への想いが沸き上がったという経緯があります。
元々早く就職し、親を安心させたい・自立したいという想いは病気が明るみになる以前から思っていたため、順調に進むことができたと思っています。
職種や会社を選んだ理由
事務職を選んだ理由ですが、上記記載の通り新たな分野に挑戦したいという想いですが
未経験分野でも始めやすい・自分の気質と照らし合わせて向いていると考えた点も含まれています。
会社を選んだ理由としては初めて会社のホームページを見たときに
障がいに対する万全なサポートを成し遂げながらも個人の能力を大切にする社風に感銘を受けたからです。
また、実績もあり、障がいに対する理念や柔軟な考えについても
共感できる部分が多く、会社を選ぶ決定打となりました。
就労・自立支援ひらくでの訓練内容
初めはテキストを用いたOfficeソフト(Word/Excel/PowerPoint)の学習が中心でした。
慣れ始めた頃合いで講座への参加も意欲的に行い、知見を広めていきました。
書類作成、照合作業など事務的な作業だけに留まらず
ビジネスマナーやコミュニケーショントレーニングといった就労移行支援ならではの豊富なカリキュラムを受講できました。
就労・自立支援ひらくでの思い出
やはり就活に向けての対策でしょうか。
本来ならばもう2ヶ月ほどしてから受けようと思っていたものの、早い段階でハローワークの面接会が実施されていました。
志望する会社は何回でも受けることが可能なので、力試しの意味も込めて受けようと決心し、
短い期間で綿密な対策を行ってきました。
今となっては良い意味でも苦労した意味でも両面においてある種の思い出と言えます。
就職活動を行う中で大変だったこと
全般的に苦労はしましたが、特に自己分析・企業研究では苦戦を強いられました。
自分の強みは何か?どうやって活かすか?
なぜこの会社でなければならないのか?
事務職である理由は?
考えれば考えるほど行き詰まり、ゴールの見えない迷路を彷徨うような感覚に陥りました。
時には支援員の方々からアドバイスを頂いたり、建設的な議論を交わしていき
少しずつ見えてきました。
辛い経験の賜物として、面接での受け答えが上手くいき、好調に進みました。
自己分析・企業研究に時間をかけた甲斐があったなと心から実感した瞬間でした。
就職活動をしている方へのアドバイス
主体的に動くこと・周囲との連携だと思います。
人に何を言われようが、されようが、最後に動くのは自分自身なので主体性を持って発信したり情報を得たりすることでしょうか。
しかしながら、自分だけの力だけでは滞ることもあると思います。
そうした時に支援員さんに相談したり、頼ることも同時に大切ではないでしょうか。
周囲の力をうまく活用すると意外とゴールに近づくこともあると思います。
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この記事を書いたのは
ひらくのメンバー「ラーメン太郎」さん 編集/校正:サムガリ
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