令和5年3月より、障害者雇用で就職が決まった就労・自立支援ひらくのメンバーさんの就職体験記になります。
就職をしようと思った理由
私は一人暮らしをしており、療養中は傷病手当や失業保険で生活することになります。
そのような手当が切れる前に、一人暮らしを継続する為には、仕事をする必要があるので、就職をしようと思いました。
一人暮らしを継続できない場合、実家に帰るか、生活保護を受けるかの選択になるのですが、どちらの選択肢を選択するには、消極的だったので、何とか一人暮らしを継続したいという思いもありました。
職種や会社を選んだ理由
職種としては、事務系の仕事へ就くことを選択しました。
自分の職歴的に、まったくの事務仕事に就いたことはありませんが、事務の補助やコールセンター等
事務系の仕事が多かった為、その経験も活かせると思い、事務系の仕事に就くことを希望しました。
体を使う仕事は、鬱になってから体力が低下し、体力の回復がなかなかできていなかったり、経験がなかったりという理由で選択肢から外しました。
会社を選んだ理由としては、職員の方からオススメされた為です。
紹介される中で、自分の経験を活かせる事務系の仕事であり、業界の知識もありました。
その会社では障害者を受け入れている実績もあり、働きやすそうというイメージもありました。
会社の見学を実際行い、その後の面談で障害者への配慮もされているという話もあり、その会社を選びました。
就労・自立支援ひらくでの訓練内容
初めの訓練としては、プログラミングの訓練を行いました。
言語はJavaです。
Javaは昔、独学で勉強したことがあり、基本を卒業したところで挫折しました。
年齢的なこともあり、プログラマーになるつもりはなかったのですが、
その挫折経験から、ある程度プログラムを組めるようになりたいという知的好奇心から
プログラミングの訓練を始めました。
ですが、結局、応用に入った段階で理解が追い付かず、
モチベーションも上がらなかった為、プログラミングの学習はやめました。
その後は、事務系の仕事へ就くため、Officeソフトの学び直しや、データ入力の訓練等を行いました。
Officeソフトは前職で利用していたので、ある程度できるつもりではありましたが、
実際学び直してみると、知らない機能があったり、できない部分があったりと、勉強になりました。
データ入力の訓練は、名刺はExcelにデータ化するというものだったのですが、集中力を持続する訓練になりました。
就労・自立支援ひらくでの思い出
ひらくへ通うまでは、ほぼ引きこもりのような生活をしていたので、通所のペースがなかなか掴めず苦労したなという記憶があります。
自分の住まいから施設まで、徒歩で30分、自転車で20分程かかるので
体力が低下していた自分には、それくらいの運動でもつらく、通所が億劫になっていました。
しかし、良い運動だと考え直し、通うことで、ある程度体力が回復できました。
私は一人暮らしで、鬱になってからは知り合いも減り、孤独な生活を送ってきました。
就労・自立支援ひらくへ通うようになり、職員の方と話すことで、いい気分転換になりました。
就職活動を行う中で大変だったこと
なかなか気力や体力の回復が出来ず、就職活動へ移行するのに時間がかかりました。
就職活動を実際始めるまで、通所してから10カ月ほどかかったのは想定外でした。
はじめはフルタイムで働くことが希望だったのですが、
フルタイム勤務は自分の精神状態や体力では無理だと思い、短時間での勤務から始められるところへと考えを変えました。
自分に無理をしても仕事が続かないと思ったからです。
障害者年金も申請をしていきながら、就活を進めていきましたが
障害者雇用でもフルタイム雇用の仕事が多く、気持ちが落ち込みました。
探す中、短時間の勤務から始められる仕事が見つかり、そこで採用が決まったのは運が良かったと思います。
就職活動をしている方へのアドバイス
通所して気力や体力が回復したのなら、早めに応募書類を作成して、企業に応募した方がいいと思います。
自分のようになかなか踏ん切りがつかず、就職活動への移行ができないと、通所してもやることがなくなってきますし、何よりモチベーションが低下します。
就職活動は大変だと思いますが、頑張ってください。
この記事を書いたのは
内容:ひらくのメンバーさん 編集:サムガリ
就労・自立支援ひらく
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