令和5年4月より、障害者雇用で就職が決まった就労・自立支援ひらくのメンバー「キキ」さんの就職体験記になります。
就職をしようと思った理由
私はデイケアに2年間通っておりました。
そこで生活のリズムの安定やリハビリに取り組んでいました。
その時から就職を視野に入れて通所の練習をしてきました。
ですので、デイケアや就労・自立支援ひらくに通わせて頂いてきたのは、この日の為でした。
デイケアに通う以前は病識がなく家に籠っている時期がありました。
その時、小さな甥や姪の遊び相手をしていましたが、甥と姪が大きくなるにつれて
このままではいけないと思い、家を出て働こうと仕事に就きました。
その後病気になってしまいましたが、働きたい意思は持ち続けていました。
また、両親を安心させてあげたかったことや、リハビリを続けていく中で自立したいと考えたことも理由の一つです。
職種や会社を選んだ理由
事務職に就くことになるのですが、理由は2つあります。
1つめは、パソコンスキルを活かした業務へのあこがれです。
就労・自立支援ひらくで事務スキル(Word/Excel/PowerPoint)を学んでおり、それを活かしたいと思ったからです。
また、パソコン業務が性に合っていると感じるからです。
2つめは、それらのスキルを活かして社会人といての経験を重ねたいと思ったからです。
現在、自分への自信の無さから、外出先で不安になることがあります。
その為、社会とのつながりの中から自信をつけたいと思っています。
会社を選んだ理由は、就労・自立支援ひらくの支援員さんの紹介から始まりました。
前回の就職活動の失敗があったのですが、すぐに求人を紹介してくれました。
そこは非公開の求人で企業見学、実習があるものでした。
私に合っているのではないかと支援員さんに薦めて頂き、実習を経て応募を決めました。
私には高嶺の花なのではないかと心配していましたが、実習を経験させていただき、自信をつけることができました。
就労・自立支援ひらくでの訓練内容
就労・自立支援ひらくでは、事務職への応募を希望したため、WordとExcelのパソコン訓練をしていました。
参考書を見ながら進め、わからない所は支援員さんに伺い、基礎から応用まで学ぶことができました。
また、講座も出来る限り参加しました。
何度も参加した今でも、最後に感想を述べることが苦手でしたが、出来ない時は見学させて頂いたり、支援員さんもそのことを理解してくださっていて、安心して取り組むことが出来ました。
事務実践講座では、実際の業務に即しており、大変タメになりました。
就労継続を考える時間では、私には少し難しい内容でしたが、実際に就労した時に直面する問題について皆さんの意見を聞くことが出来、視野を広げることが出来たのではないかと思いました。
他にもほっと一息ビジネスマナー講座や文章作成道場、適職診断など、就職活動に向けて役立つ講座があり、
頑張って出席を続けることができました。
就労・自立支援ひらくでの思い出
各支援員さんに個別で見て頂いたことです。
いつもパソコン訓練の時にわからないことを教えて頂いたこと、
プロフィールシート(障害の説明書類)の作成で詳しく話を聞いてくださって作成を進めたこと、
睡眠時間が安定していなかったので、健康管理記録をつけ、午後11時以降は考え事をしないようにするなど対策を考えて頂いたこと、
通所が安定してきたので、初めての職場実習を薦めていただき、同行していただいたこと、
就職活動で必要な共通面接質問の問答を何度もしていただいたこと、
就職が決まった企業様の職場実習と面接に同行して頂いたこと、
私が通所していた期間は、生活リズム、通所リズムの安定、
それができたら求職者登録をして、職場実習、
そして就職活動と、一歩一歩できることから着実に進め
ここまで進むことができました。
支援員さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
就職活動を行う中で大変だったこと
職場実習や、就職活動で使用するプロフィールシートの作成です。
自分の病気についてどのように、どこまで説明するのか、伝えたい内容をどの程度追記していくのか、
支援員さんと相談し、話し合いながら決めていきました。
共通面接質問の作成です。
私は前職が長時間労働だったため、どのように説明するか本当に悩みました。
支援員さんを悩ませたと思いますし、私の説明も拙いため何度も話し合いを重ねました。
前もって相談を重ね、準備に時間をかけることができたため、
本当に丁度いいタイミングで応募することができました。
就職活動をしている方へのアドバイス
私は引きこもりでした。
勇気を出して働き始め、病気になり、いまここにいます。
ですが、こんな私でも、様々な方の支援の中でリハビリ、就職活動を進めることができ、この度就職となりました。
これから就職したいと悩んでいながら、家から出られずにいる方にも
「出来るんだ」ということを伝えたいです。
コミュニケーションが苦手な私にもできたのですから、ご覧になっていただいた方にも
必ずできます。
これからどうなってしまうのだろうという不安の中にいた、過去の自分が思い描いていた未来に来ることができたのです。
どうか諦めず、周りの助けを得ながら、そして必ず、
自分の力で頑張らなくてならない時が来るので、その時は勇気を出してみてください。
今頑張っていらっしゃる方にもこれから頑張る方も、
これからのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
この記事を書いたのは
作成:メンバー「キキ」さん 編集:サムガリ
就労・自立支援ひらく
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