職場で自分の体調について伝える難しさ

こんにちは。生活支援員 塩直です。3月から”自分の体調を振り返る時間”として自分の体調を記録付けをする「健康管理記録」をもうけました。月曜の午後、訓練時間の中でメンバーさん取り組んでいる状況です。

自分の心身異変に早く気付く

例えば、朝起きて「だるいな~」「身体が重いな~」と感じることってありませんか?

ゆっくり休んだ週末や休日明けなのに何故か心身疲労があったり、悩みや不安、体力を消耗ていないのに気持ちがスッキリしないこと。自分の体調について「あれっ?なんか疲れてるのかな、、、」「最近、起きた時に”だるい”と感じること続いているような」と自分の体調についてアレコレ感じていても出勤前の時間だったり、仕事から帰ってきて夕食準備をしなきゃと「体調を考える」ことを止めていること。”体調不良について考える時間がない”ままに生活していることは、気付かない自分の心身異変が大きく悪化してしまう恐れがあります。心身異変に早く気付ける為にも「健康管理記録」を、ひらくでは取り組んでいます。

目次

心身異変を考えるメリット

・自分の体調異変の原因を考え知ることで、大きな問題に発展することを防げるかもしれない

「疲れているのかな」「しんどいな」と思うことの原因を考えると、抱えていた不安や悩みが大きくなる前に気付くことが出来ます。日々変わる体調について考えることはトラブル回避が出来るかもしれません。

・今、必要なケアに気付けるかもしれない

いつもイライラする、いつも疲れている、いつもスッキリしない このような状況が継続している人にとって、心身異変を考えることは「自分に必要なケアが明確」になります。「いつも○○⇒△の場面だと○○になる」と「いつも⇒限定した状況」となり、結果、自分に必要なだけのケアに気付くことが出来ます。アレもコレも自分には必要だと「やみくもなケアや努力⇒必要なケアや努力⇒結果がでやすい」ことになります。「何をやってもダメだ⇒○○すれば大丈夫」と思えることは嬉しいですよね。

自分の心身異変を伝える(知ってもらう)

人と会話を交わす際、声掛けには「自分から」と「相手から」と2パターンがあります。特に、心身異変についての会話は心身面のことでありナイーブな内容の為、伝えることに難しさがあります。

<メリット>

⇒相手からの声掛けに答える

・相手の質問に対して答えるので、自分で何を伝えようと考えずに済む場合もある

・体調不良がないと自覚していたが、相手の質問を答えていくうちに話をしていくことで体調不良に気付く事が出来る

・相手からの声掛けをもらった時が自分の心身不調の場合だと、誰かに分かって欲しい気持ちが強く自分のことを伝えられるかもしれない

⇒自分から体調を伝える

・相手に声掛けをするタイミングを考える

・自分の伝えたい優先順位を考える

・自分で自分に対して「相手に声掛けする程の問題なのか、内容なのかと問いかけ」をする

自分の事を相手に伝える難しさ

自分の事を相手に伝える際に「相手に声掛けする程の問題なのか?内容なのか?」頭の中で葛藤することってありませんか?忙しそうにしている上司に自分の心身の異変(体調報告)を伝えることがベストなことなのか?など考えたことはありませんか?「この体調を伝えたら相手はどう思うだろう」「体調を伝えることは、何から伝えるもの?」などなど。相手にナイーブな心身異変を伝えるとなると、急にハードルが高いコミュニケーションになってしまいます。

日頃から自分の心身異変を文字化してみよう

自分の心身異変について考え、そのことを文字化する=説明することは、結構難しいものです。心身の異変をどう表現するかとなると身構えてしまいます。日頃から、心身異変について「○○が気になって不眠だった」というように「不眠」だったこと説明出来るようになっていると、例えば働いた先で、自分の体調を表現することが苦ではなくなるかもしれません。説明しなきゃ、伝えなきゃと考えているうちに「うまく伝えられるかな」とそればかりが気になってしまい、結果、伝えることを諦めてしまった経験はありませんか?日頃から体調を自分の言葉で表現する事に慣れる、表現して伝える(説明)ことに抵抗感が少し軽減すると思います。

自分の体調は、職場の人にどこまで伝えるモノ?

職場では「仕事が出来る状況かどうか」について体調報告が必要となってきます。仕事が出来る状況とは:心身ともに仕事に集中出来る状況かどうか、仕事の進捗について情報共有が他者と可能(抽象的な表現ですみません、、、) だと私は考えています。仕事に集中出来ない、他者とのコミュニケ-ションが難しそうであれば、体調報告にあたいする心身異変であり、体調不良だと思います。上司が忙しそうにしていたり、出社すぐに仕事の依頼があり、体調報告が出来ない状況が想定できる職場だとしても「後でお時間宜しいでしょうか、体調のことで早めに相談したいことがあります。宜しくお願いします」と伝える努力は必要かと思います。職場では自分の体調について周囲に察して欲しいと他力本願になるのではなく「自分のことは自分で」ということを意識してみましょう。

まとめ

自分の体調を伝えることが「ワガママな印象にならないかな」「いつも体調が悪いと思われないかな」などと不安が頭をよぎることがあるとすれば日頃から自分の体調について情報共有することも仕事 という認識をしてみることをオススメします。体調報告も仕事をすすめる上で大切なことだと認識できるようになると上司も自分の体調について知っていてくれていると安心感につながり、職場に対する不安感の軽減になるでしょう。

 

この記事を書いたのは

生活支援員:塩直

就労・自立支援ひらく

〒980-0801

宮城県仙台市青葉区木町通2-1-18

ノースコアビル6F

☎022-725-7224

 

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

あなたの不安・悩みを真摯に向き合い、一緒に考るのが私達です。
「ひらく」に通うと、自分以外に自分の事を考えてくれる人が圧倒的に増えます。
社会人になると自分にアドバイスしてくれる人がいなくなりますから「ひらく」に通っている2年間は非常に貴重な時間となると思います。
就職支援はもちろんですが、これからの人生が良くなるよう向き合います。
考え方→発言→行動→習慣→性格→運命が変わるきっかけになると思います。

目次